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人の問題は難しいねぇ・・・

TBSに喝!それにマッチにも喝だ!

今日終わった世界陸上、地上波のTBSのこれでもかという放送には正直うんざり。

陸上という競技は好きでも嫌いでもないけれど、CMなども見ていると感動の安売りのように見えてしまう。読んでいる新聞には放送の技術について疑問を呈しているものもあったが、昨日は一番ひどかった。

世界陸上を挟んで野球の放送をやっていたけれど、何とその時間が1時間。2回か3回くらいで当然放送終了。さらにはその番組中に世界陸上の番宣を入れる有様。しかもその野球はTBSが株主をしているベイスターズとジャイアンツ戦。世界陸上の谷間を埋めるような編成をするんだったらベイスターズの株主なんかやめちまえと思いましたね。

どのような番組にしても、結局それは視聴率を稼ぐコンテンツに過ぎない、今回は世界陸上にお熱を上げている(上げ過ぎだよ!)ジャイアンツ戦は野球人気低下だしついでにやるか、というのをはっきり見せられたような気がします。

とある雑誌にも書いてありましたが、フジテレビのバレーボールのジャニーズタレントの起用など、そのスポーツの威厳というかレベルというか、そういうのを下げるようなことはやめるべきです。それを望んでいない視聴者もいるということを肝に銘じるべきです。

というと私が一番言いたいのはF1の地上波の中継に出てくるマッチですね。

今はケーブルテレビでマッチの「不快」説、いや解説を聞かないのでとてもいい環境ですが、地上波しかなかったときはひどかった。F1を昔から知っているようなことを言いながら「ホントにそうか?」と思うような話しっぷりには閉口しました(テレビにツッこんだこともありました)

よっぽど堂本光一君のほうがいいと思います。F1専門誌に毎月寄稿をしてますが、彼はF1についてとても知識があると思うので、マッチより全然適していると思います。彼は知っているから地上波の目指すところの初心者に親しみやすいようなところも、きちんと説明できると思いますが。

このどちらにも共通しているのは、競技そのものではなく、それを放送している側の姿勢です。視聴率のためならその競技の持つ崇高さというか、プロフェッショナルなところであるというか、そういうものが自らの目的のために汚(けが)されているということにまったく無関心、無知なところです。

以前、NHKで大学のラクビーをやっていました。それは自分の母校も出ていたのですが、私は母校がいつもいいところまで行くので応援はしているものの、正直ルールを100%理解しているわけではありませんでした。

そのときやっていたのは、副音声で別の解説の人がルールを分かりやすく説明していたことです。これはとてもためになりました。どうしてここでそうしてはいけないのか、といった部分が、その時だけだったかもしれないけれど理解できました。

ラクビーはそうメジャーなスポーツではないかもしれません。ましてや普通の音声の解説を聞いただけでは取っ付きにくいところを、よくある副音声の技術を使って、タレントや知ったかぶりの人を使わなくても見る人にわかりやすくしようとすることができるのだから、他のスポーツにもそれはできるはずです。

一体、マッチが解説をしていて、F1の人気は上がったんでしょうか?
by theatredecinema | 2007-09-03 00:37 | 2007

by theatredecinema